Microsoft 365 を制御する端末として、PC、タブレット、スマホ、様々な環境が利用できます。
そして、多くのITエンジニアは、Windows端末を利用しているケースが多いと思いますが、デザインや様々な業務を兼務する方は、MacOSを利用しているケースもあるでしょう。
その場合、”仮想化したWindows”で、Microsoft 365 を制御する方が、便利ですが、
リソースを確保しながら、複数の業務を兼務するならは、MacOSから直接、コマンドラインで、Microsoft 365 を制御することも出来ますので、参考にして下さい。
1. Homebrewのインストール、アンインストール方法について
GitHubで、MacOSにhomebrewをインストールしておくと、コマンドラインで、アプリケーションのインストールが可能になりますので、事前にインストールしておくと便利です。
homebrewをインストールし、最初にインストールしておくべきアプリ(コマンド)は、 ”wget ” です。
”wget ”は、Web上のファイルやアプリをダウンロードするためのコマンドラインツールです。
Homebrew インストール・アンインストール方法
Homebrew サイト
Homebrew インストールをインストルしても。Pathを設定しておくとこで、その後の仕事に役立ちます。
インストールした、Homebrew に対して、path を設定する方法(Qiitaサイトのリンクです)
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Mac OSで、ターミナルを起動して、Homebrew に、パスを追加して下さい。
export PATH="$PATH:/opt/homebrew/bin/" ← インストーラ初期設定では、/opt/homebrew/bin です。
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2. Microsoft 365 をMac OSのコマンドラインで制御する方法について
Powershell for Mac ダウンロードサイト
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2024.2.14 現在最新Verは、”7.4.1” です。
X64 or M1 プロセッサの内、環境に合わせたインストーラ(.pkg)をダウンロードして下さい。
ダウンロードしましたら、(.pkg)をインストールします。
そのまま、インストールしようとすると、エラーが出てインストール出来ません。
対応として、CTRL を押しながら、(.pkg)をクリックします。
詳細は、上記のリンクを参考にして下さい。
MacOSにインストールした、Powershell for Macで、Microsoft 365 の制御を行います。
Powershell for Macを起動します。(Launchpadに、アイコンがありますのでクリックして起動します)
PS /Users/****** > ▫️ ← 入力待ちとなります。*****は、実際のユーザ名です。
< Microsoft.Graphをインストールします>
PS /Users/****** > Install-Module Microsoft.Graph
< Microsoft 365 に接続します>
PS /Users/****** > Connect-MgGraph -Scopes "Organization.Read.All","User.ReadWrite.All"
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ここで、認証画面が出ますので、認証して下さい(事前に、Microsoft 365管理センターで多要素認証を有効にしておくことをお勧めします)
< Microsoft 365 のユーザライセンスを操作する>
PS /Users/****** > Import-Module -Name Microsoft.Graph.Users
この後は、ユーザ作成、ライセンス付与等を実施出来ますが、
「Microsoft Graph PowerShell 」のコマンドレットは、以前から利用されていた、「Azure AD PowerShell 」、「MSOnline」と異なりますので、利用すべきコマンドレットを確認しておくと便利です。
<参考情報>
Title :
Microsoft Graph PowerShell で Azure AD PowerShell と MSOnline コマンドレットを検索する
URL :
〜
< Microsoft 365 から接続を切ります>
PS /Users/****** > Disconnect-MgGraph
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上記のコマンドレットを実行しないと、Microsoft 365に繋がったままになりますので、
セキュリティを考慮して、接続を切って下さい。
Microsoft 365 の事情を整備するには"Poweshallが最適ですが、皆さんご安全に!
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